キャロル•キング、五輪真弓のレコーディングに参加

f:id:Satoyuki:20200819193328p:plain


半世紀前の1972年、日本の女性のシンガーソングライターの草分け的な存在である

五輪真弓が「少女」の曲でデビューしました。

デビュー当時は『和製キャロル・キング』と言われていました。

 

歌謡曲全盛の時代に新しい風!

当時、ラジオから流れる「少女」の曲を聴きとても感動し、何かしら今迄の日本の音楽シーンには無い「新しい感性」を感じたのでした。


五輪真弓 少女

 

当時、日本のミュージックシーンでは歌謡曲、グループサウンズ全盛でアイドルが、もてはやされる時代です。

そういう中でアイドルとは真逆のクリエイターそのものの存在でした。

 

 その後、五輪真弓がメジャーになったのは1980年に発表した「恋人よ」からの事です。

「恋人よ」は日本のロック/ポップスファンのみならず、広く歌謡曲ファンの人達の領域にまで浸透して支持され始めました。

最初からのファンの中には「恋人よ」の曲が今迄よりも歌謡曲側に片寄った事を嘆く様な風潮がありました。

しかし、この曲により初めて五輪真弓の存在を知り、リスナーが増えた事は結果として良かったのでは無いかと思います。

 

当時、プラチナ万年筆のCMに使われていた曲『煙草のけむり』


Mayumi Itsuwa 五輪 真弓 / Tabaco no Kemuri 煙草のけむり

 

五輪真弓は高校生の頃からオーディションに合格したりして、ソロで歌うようになり、当時は、憧れの渋谷の『ジャンジャン』のオーディションを受け音楽活動が始まり、主にジョーン・バエズやPPM(ピーター・ポール&マリー)の曲などを歌っていたそうです。

渋谷の『ジャンジャン』について

渋谷の『ジャンジャン』は私も東京、在住の頃は数回、訪れた事がありますが、渋谷の東京山手教会の地下にあり、収容観客数200人未満の小劇場です。

五輪真弓の デビュー後は『少女』だけで無く、当時から敬愛していた『ジョニー・ミッチェル』や『キャロル・キング』の、『青春の光と影』や『君の友達(You've Got a Friend)』『イッツ・トゥー・レイト(It's too Late)』なども歌われていました。

私自身も五輪真弓がキャロル・キングの曲を歌うことにより、キャロル・キングを知るに至りました。

 この渋谷の『ジャンジャン』は1969年〜2000年まで存在し、五輪真弓は勿論の事、ユーミン、中島みゆき、矢沢永吉、井上陽水、忌野清志郎、などの今となっては日本を代表する様な、名だたるアーチスト達も出演していたのでした。

 

 

キャロル•キングについて

世界的にみても、女性のシンガーソングライターの草分け的な存在で、1942年生まれの今年78歳

アメリカ、ニューヨーク、マンハッタンでユダヤ人家庭に生まれたニューヨーカー。

幼い頃からピアノを始めて🎹10代の頃からソングライターとしての才能を見せ始めていました。

キャロル・キングと言えば何と言っても、1971年にリリースしたアルバム『つづれおり(tapestry)』が一番に、頭に浮かぶと思います。

 

未だに聴かれ続けている名盤『つづれおり(tapestry)』は世界的に大ヒットし、グラミー賞で4部門を受賞、売り上げは世界で2500万枚を超えました。

このアルバムでは『イッツ・トゥー・レイト』『君の友達』が特にヒットしました。

『イッツ・トゥー・レイト』『君の友達』など、今も時を越えて多くの人々から歌われて支持されていて『つづれおり(tapestry)』は今もなお、ミュージック史に残るアルバムと言えます。

 

 


Carole King, You've got a friend

 
 
When you're down and troubled,
And you need some love and care,
And nothing, nothing is going right
君が落ち込み困った時には
必要だ 愛と気遣が
そして何も 何一つ 上手く行かないなら
Close your eyes and think of me,
And soon I will be there
To brighten up even your darkest night.
目を閉じて 考えるんだ 僕のことを 
すぐに 僕は傍に行く
明るくするために 君の真っ暗な夜でさえ
<※1>
You just call out my name
And you know wherever I am
I'll come running to see you again
君はただ 呼ぶだけでいい 僕の名前を
分かっているだろう 何処にいようとも 
僕は走ってくる 会うために 君と 再び
<※2>
Winter, spring, summer or fall
All you have to do is call
And I'll be there
You've got a friend
冬 春 夏 それが秋でも
君がすべきなのは 呼ぶことだ
僕はそこに行く
君にはいる 友達が
If the sky above you grows dark and full of clouds
And that old north wind begins to blow
君の頭上にある空が どんどん暗くなり雲で閉ざされても
古い北風が吹き始めても
Keep your head together and call my name out loud
Soon you'll hear me knocking at your door
落ち着いて そして呼ぶんだ 僕の名を 大声で
すぐに君は聴くだろう ノックする音を 君の扉を
<※1繰り返し>
Winter, spring, summer or fall
All you have to do is call
And I'll be there
And I'll be there, yes I will.
冬 春 夏 それが秋でも
君がすべきなのは 呼ぶことだ
僕はそこに行く
僕はそこに行く そう、行くんだ
Now, ain't it good to know
that you've got a friend
今 それはとても良い事だ 理解するのは
君にはいると 友達が
When people can be so cold
They'll hurt you, yes, and desert you
人はとても冷たくなった時
傷つける 君を そして 見捨てる
And take your soul if you let them,
Oh, but don't you let them
そして奪う 君の魂を 君がさせるなら 彼らに
けれど させてはいけない
<※1繰り返し>
<※2繰り返し>
You've got a friend
Ain't it good to know, you've got a friend
君にはいる 友達が
今 それはとても良い事だ 理解するのは
君にはいると 友達が
 
引用元:訳詞の世界

 

 

人が辛い想いをしている時こそ寄り添って!!…愛に満ちている、キャロル・キングの詩ですね!

 

五輪真弓のレコーディングにキャロル・キングがピアノで参加

アルバム「少女」のレコーディングはロサンゼルスの『クリスタル・サウンド・スタジオ』で行われました。

五輪真弓は新人シンガーでありながら海外でのレコーディング、更に五輪真弓の敬愛するキャロル・キングとの共演が実現したのです。

 

五輪真弓のデモテープを聴いて感銘を受けたキャロル・キングが、レコーディング参加を自ら希望して駆けつけた程なのでした。

その当時のキャロル・キングはアルバム『つづれおり』をリリースし、その後『イッツ・トゥー・レイト』は全米チャート1位となった頃です。

 

世界中から注目され多くの支持を受けているキャロルキングが、アルバム『少女』のレコーディングに自らはピアノで参加し更に、キャロル・キングの周りの凄腕ミュージシャン等が結集しました。

そしてプロデュースは録音場所となった『クリスタル・サウンド・スタジオ』の創始者であるジョン・フィッシュバッハの担当です。

レコーディングに於ける、そうそうたるメンバーの上に、五輪真弓の才能がプラスされ、よりクオリティーの高いデビューアルバムが完成したのです。

その後も数回、キャロル・キングは五輪真弓のレコーディングに参加して共演が実現しています。

 

その後、五輪真弓の歌は 日本だけにとどまらず東南アジアの国々まで広がって行き、香港に於いては3度目のコンサートを2014年に開催しています。

特にインドネシアでは1982年発表の『心の友』が大ヒットし『第二の国歌』と言われる程になりました。

デビュー以来、半世紀になろうとしていますが独自の音楽性は現在も尚、色褪せる事はありません。

 

 キャロル・キングを描いたミュージカル『ビューティフル』 世界の出演者が『君の友達(You've Got a Friend)』を大合唱! コロナ禍から1日も早い復興を!

 キャロル・キングの半生を描いたミュージカル『ビューティフル』、この公演はコロナ禍の中、公演休止を余儀なくされています。

このミュージカルに出演している各国の俳優やミュージシャン達が、キャロル・キングの名曲である『君の友達(You've Got a Friend)』(1971)を皆で、自宅からのオンラインで大合唱しています。

音楽監督のジェイソン・ハウランドの呼びかけで総勢80名の俳優、ミュージシャンが参加して、日本からは唯一、日本公演で主役を演ずる平原綾香の姿も見られます。

映像の最後の方でほんの一瞬ですがYou'ev got a Friend の フレーズを歌っている、元気そうなキャロル・キングの姿が見れて嬉しくなります。

 

俳優やミュージシャン救済の為の基金を呼びかける為に行われたそうです。

コロナ禍に於ける経済への不安は勿論の事、文化、芸術に於いても1日も早い復興を!と願わずにはいられず、私自身も陰ながら祈る様な思いの日々です。

 


YOU'VE GOT A FRIEND performed by the worldwide cast of BEAUTIFUL (in quarantine) for The Actors Fund